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僕らの南極

セカペンたちの知っていること、考えてきたことの記録

Twitter短歌(9/13〜11/17)

作ってみたもの

Twitterにあげた短歌をまとめました。上が新しいものです(誰のか間違ってたらごめんなさい)。
……水月 ……二号 ……悠 ……うな ……ぽん

● ぱたぱたと降る雨よけてかくれんぼ 傘の下ではみなひとりぼっち
● 傘の下 私だけの隠れ家で 好きな歌だけ小声で歌う
雨の中ひらかれていく没個性 君の赤だけ目立って見える
夕暮れに歌ってみたいな詩のように鬱々としたあの死のことを
● きみどりを「カエル色だ」といってから好きとおもえる色がみつかる
● あれあの子どこにいったの母が言う 言われて気づくだれかが死んだ
もうすでに全てのものはエトセトラ こんこんと行く死出の旅路へ
死ぬならば 草木の下で死にたいと 語った君は鳥になったね
愛なんて陳腐な言葉いらないと言う傍らで愛を欲する
人と人 一期一会と言うものの 会わずにつなぐ想いは残る
あの青に抱かれていって黒になる 次の赤では愛されてたい
一輪の花を取り出し差し出した 目移りしちゃう君を止めたい 

灰色の街を歩いて目をつぶる 思い出の花を咲かせながら
雨のもと生まれた子どもの雨合羽 あしたてんきになればいいなぁ
人の目をしのんで駅で待ち合わせ 冷たい手と手ポッケに隠す
雨の音、家の中へと取り入れる 外で浴びてる人をうらやむ
好きなのに 好きと言えないこの気持ち 純情ぶったにごり恋心
● 白い紙「大人になれない私へ」と 書いた私は何でもない
● たくさんの言葉を語りつくしても 私の全てをとらえきれない
灰色のビル街で会った赤い子が 俺を家へと帰られなくした
● ある朝に肌へ届いた冷たさが 色の終わりを教えてくれた
● 春が来て冬が終わると人が言う めぐる季節にめぐらぬ想い
純粋な頃を過ぎた今だから 君に会えてよかったと思う
あいうえお 君と始めた 五十音 君へと向けた「をん」で終わる
花の音しだいに消えて独りきり 再び咲いた他人の花たち
● 秋風が「もう秋が死ぬ」とささやいた 運ばれてくるモノクロ世界
空こえて宇宙に消えてどれくらい 距離をとっても君が消えない
シーソーの片側座りじっと待つ 誰か私を持ち上げてみて
● ここにある全ての下に屍体あり いちめんのはな いちめんのはな
● 手を伸ばし届かぬ月を夢に見た 私いつから地球に堕ちたの

「今」はいつ 「ここ」はどこ 「君」はだれ 問う度おちる「僕」のがいねん
たんたたん たたんたんたん たんたたん 走り去ってく鉄の塊
● 好き嫌い スイッチオンオフ切り替える 僕の気持ちのシーソーゲーム
● 君がため 君へ向けて 君のこと 君の君の君君君君
● 君が好き 僕にそう言う君自身 自分が好きと言えたらいいな
早く寝る そう言いながら夜更かしを ねむったはずの君オンライン
聞かないで わたしの流す雨音を 笑うわたしを覚えていてよ
思い出の 雨音だけが優しくて冷たい窓にほおをよせる
● 愛してる その言葉には早すぎて あふれる想い伝えきれない
● 夢うつつ車内のカバン文庫本 めくられぬまま静かに死んだ
● 心にも 形があるとするならば 私はきっと奇形なのだろう
あのことと あの人のこと 忘れたらどんな人生になっただろう
● 雨の中 読書をしたいと思っても 紙が濡れるとやめてしまう
● 天秤に生きる理由と死ぬ理由 決まる前に動きを止める
● 街中で食べた栄養吐き出して 今日も生きるとため息をつく
空を飛ぶスーパーマンたちに手を振った 遠くの背中現実を知る

まだダメよまだダメなんて声がする。分かった上でそうしたいのに。
● ちらついた鉄のかたまり風をきる いつかそこへと考えてみる
キリキリと頭のネジを締めていく 無くしたネジは締められぬまま
あの虫が空を超えると思わない それでもいつか叶えてほしい
● ずれている時計の針を戻してみる 二度と正しい時を刻まない
● まだだめよ大人になんかならないで 時計の針はまだ先なのよ
● 仮面つけ正体不明のアリスたち シンデレラとは名乗らない
● 店先で君を探してうつむいた ポケットサイズの君が欲しい
● 手繰りよせ あなたのためにと紡いでく できた言葉の幸せなこと
● 埋まりたい空を飛びたい沈みたい 自然でいいから受け入れてくれ
君が好き 隠しながらも溢れ出る 全てを知ってる女の微笑み
● 身体ごとすっぽり包むものがほしい さいごのさいごで海に恋した
● 見ないでと発する言葉は誰のため 隠れた自分を見てほしいのか
● 一つ食べ二つを残し夜を待つ 幸せな時を君ともう一度
● 花誘う 誘われたのは誰なのか 同じ花か、周りの虫たち
● 花言葉なにもしらずに花を見る あるがままを愛でたいために
● 木漏れ日と言ってみたくて樹の下へ 日よりきれいな緑葉たち
● すれ違う人々の目が問いかける おまえはいったい何者なのか
● 寝る前に小声で誰かが呟いた 今日の僕が死んでしまうと
● 線路へと 持ち物一つ投げ入れる 僕の代わりに死んでください
● さっさっさ後ろ歩きの少年を 避けて周囲が道を作ってく
● 落としもの避けて歩く通行人 あれはおそらく屍体のようだ
誰でもいい あなた以外は誰でもいい 愛しい人が一番憎い 
五文字文字 七文字あって 五文字文字 七文字置いて 七文字終わり!
五分咲きの 心が花を見ずに散る 残った五分は咲かせたままで
● 吐き出した 言葉の残滓舐め取って えづきながらも涙を流す
ごめんねと言うくらいなら冷たくして 私が君を好きになる前に
● 今日は来る 今日は来ないと 花占い 会えない日々の理由作りだ
ぬれている君の頬を君が拭く 僕から触れることを許さず
● ただいまと誰もいない部屋で言う おかえりなさいとドアが返した
 あの首に首輪を一つ付けたいが 心の方はどう繋ごうか
君想う君を想うと呟いた 言い古された言葉の軽さ
飲み水がぽたりとおちた紙の上 ぬぐって消えない涙のあとだ
● 助けてを言えないときに思うこと 言葉だけではたりないのだと